山田宏候補 見事当選果たす!!
令和4年7月10日投開票の「第26回参議院議員通常選挙」にて、日本歯科医師連盟が9年ぶりに組織代表として擁立した山田宏氏(64)=自民党=が約17万6千票を獲得し、当選を果たした。
山田 宏 氏は令和2年10月30日開催の第141回臨時評議員会において日歯連盟の次期参議院比例代表候補者に選出され、議員活動に加えて本連盟顧問としても精力的に政治活動をされてきた。「身体の健康は、口の健康から」という信念のもと「天寿まで健康でいられる国・日本」を創るため、歯科医療の重要性を国政に届け、さまざまな政策立案や歯科医療界に必要な道を切り拓いてきた。我が国の重要な社会保障制度である国民皆保険制度を維持するためにも、国民皆歯科健診を法制化し実行することが必要だ。
日本の歯科医療を守るため、会員の先生方のため、ひいては国家・国民のために、山田 宏 議員や歯科医師である比嘉なつみ議員らと手を携え、歯科界の山積する課題解決に向け、本連盟は引き続き活動してまいります。
「国民皆歯科健診」の実現へ! 参議院議員 山田 宏
この度の参議院選挙では、日本歯科医師連盟はじめ全国の連盟のお力で大きな当選という結果を得ることができ、会員皆様の温かく力強いご支援の賜物と謹んでご報告申し上げます。
初めての歯科医師でない組織代表という困難な選挙戦でありながら、私のこれまでの実績と歯科に対する強い志をご理解、そして信じていただき、希望を託していただいたものと、その責任の重さを深く受け止めています。今後は組織代表としてこれまで以上に確実に「結果」を残していく決意ですので、引き続きご指導のほどよろしくお願いいたします。
まず自民党「国民皆歯科健診実現プロジェクトチーム」の事務局長として、座長である古屋圭司政調会長代行を中心に、今回の選挙でも公約とした国民皆歯科健診の実現に向けて検討を開始、3年を目処に結果を出していくつもりです。2年後の診療報酬改定では、初再診料の医科歯科格差の早期解消など「疾病予防としての歯科の重要性」を踏まえた新たな評価を得られるよう、日本歯科医師連盟と一体となって頑張ります。またコロナ対策、金パラと新素材対応、指導監査の改善、フッ化物洗口の普及、歯科衛生士の確保策などの諸課題にもフットワーク良く取り組んでまいります。
「歯科界の明日をひらき、日本の将来を明るくする」
選挙期間中皆様にお訴えしましたこの決意を心に刻みしっかりと働いてまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
山田宏先生の参議院議員選挙ご当選に寄せて
日本歯科医師連盟会長・山田 宏 後援会会長 高橋英登
山田先生、ご当選、誠におめでとうございます。
山田先生の約17万6千票もの得票での当選は、我々歯科医師にとって大きな希望となり、政府・与党に対して歯科界の力を示し、改めてその重要性を再認識させることができました。このことからも、連盟活動がいかに有用な歯科医療の進展に直結するか、理解いただけると思います。
山田先生は、この6年間で、数多くの大きな成果を残され、我々歯科界になくてはならない職域議員へと成長されました。
これも、日頃から各地で山田先生をお支えいただき、ご指導いただいた先生方の賜物と、大変嬉しく、ありがたく存じております。
歯科界、わが国を取り巻く現状は予断を許さず、多くの課題が山積しています。しかし、今まさに、歯科界に「ルネッサンス」が起こって来ております。
とりわけ、我々歯科医師の悲願である「国民皆歯科健診」につき、骨太の方針に「具体的な検討」として明記されました。全てのライフステージにおいて歯科健診を行うことは、国民・歯科界の救世主となります。これから、いよいよ本格的な制度設計に向けて、立法化作業が始まります。
国民皆歯科健診制度の実現にあたっては、日本歯科医師連盟は、国民皆歯科健診制度の創設を提唱するパイオニアとして長年活動を行ってまいりました。例えば、永田町における行政文書様式を指す、いわゆる「霞ヶ関文学」においては、「具体的な」という文言は、まさに「具体的な制度設計を行う」ことを意味し、この4文字が入ることで、その政策に省庁が取り組まなければならないことの担保とすることができます。そこで、この文言を反映させ制度の具体化を目指すため、昨年の衆院選公約に盛り込むべく要望を重ね、その結果、さらに本年の骨太に文言が盛り込まれることとなりました。本制度の構築にあたり、引き続き先生方とともに議論を重ねてまいります。
また、先般、ウクライナ侵攻により金パラ高騰問題が起き、経営を逼迫することが明らかとなりました。いち早い政治対応が急務であると考え、山田先生・比嘉先生とともに、官邸・自民党への緊急要望を行った結果、高騰対応のための緊急改定を実現することができました。
このように解決すべき課題は多くあるものの、山田先生・比嘉先生の両職域議員のバックアップを受け、多くの与党国会議員、政府・官邸に対し、歯科への理解を求めてきた結果、歯科界にとり最重要の政策が実現されていることも事実であります。全国各地を回りますと、「最近、日本歯科医師連盟の政策が、特に国政に反映されてきているね」との嬉しいお声を多数頂戴致します。長期にわたる歯科の低迷期を脱して、いよいよ歯科界に光明が差して来ました。
国策に基づいて医療を行っている歯科医師にとって、立法府である国会議員に歯科医療の重要性を理解していただくことが、国民にとって有用な歯科医療を提供するための基となります。日本歯科医師連盟は、多くの国会議員に歯科への理解を深めるべく、引き続き現場の先生方の先頭に立って、活動してまいります。
山田先生におかれましては、国政の最前線で、比嘉先生、そして多くの歯科関係国会議員の先生方とともに手を携え、歯科界の明るい未来を創造し、よりよい国づくりに邁進いただきますよう、お願い申し上げます。
そして、今後さらなる歯科医療政策を実現し、歯科界の力を一丸となって国へ示していくためには、先生方お一人お一人のお力が必要です。これからも、日本歯科医師連盟は引き続き「会員の先生方のため、わが国のため」の組織として、多くの政策を提案しつつ、国政へアプローチしてまいります。
結びに当たり、山田先生、そして日本歯科医師連盟への倍旧のご指導ご鞭撻をお願い申し上げますとともに、山田先生のご当選のお祝いのメッセージとさせていただきます。
歯科界みんなの笑顔のために 参議院議員 比嘉なつみ
第26回参議院議員通常選挙での山田宏先生のご当選、誠におめでとうございます。
2年半に渡るコロナ禍で、思うように活動できず、地方のデンタルミーティングもウェブ形式に切り替えとなることが多い中、しっかりと票を勝ち取り、国政の場に戻ってこられたことを大変嬉しく思います。
山田宏先生の武勇伝は一言ではお伝えできませんが、これまで歯科口腔医療勉強会を立ち上げ、歯科の重要性を発信し続け、国会議員に「歯科」の存在感を確立させてきました。国民皆歯科健診を実現する議員連盟、スポーツ歯科を支援する議員連盟などの事務局長として活躍されるなど、歯科界のために貢献をされてきました。
そのような中、自民党内に国民皆歯科健診実現プロジェクトチームが立ち上がり、人生100年時代戦略本部に属する正式な検討組織となりました。
今後、口腔の健康と全身の健康との関連性や医療費への影響について検討を進め、来年の骨太の方針にも、「国民皆歯科健診」の実現に向けた方針がしっかりと明記されるよう、これから議論が始まろうとしています。まさに歯科界にとって歴史の一コマが動いた瞬間ではないでしょうか。それをやり遂げる「突破力」はまさに山田先生にしかないことです。
今年2月、世界中を震撼させたロシアのウクライナ侵攻がはじまり、歯科界にも「金銀パラジウム合金の高騰」という火の粉が飛んできました。そのような中、高橋会長をはじめ我々が岸田総理、自民党茂木幹事長に緊急対応の要望を申し入れに行くことで、特例的に5月に緊急改定が行われたのも周知の事実であります。
政治活動の重要性は、実際に診療を行っている全国の先生方が一番感じていることではないでしょうか。
杉並区長時代から歯科政策を推進し、「歯の健康が体全体の健康につながる」ことに着目し、歯科健診事業の受診率を上げるために、歯のクリーニング券を歯科健診に付けたことにより15%まで上昇させるなどのアイデアや、小学校に歯磨き奨励用の洗面台を設置し、地域の学校歯科医との連携でインフルエンザの罹患率を大幅に減少させるなど、山田区長時代のお話をよくお聞きします。目指すゴールは同じでも、我々歯科医師とは違う方向から見ることで、道を広げていく。まさに「政治は結果」を地で行く政治家であります。
これからも国政の場において、歯科医療の重要性についての理解を深め、歯科医師の社会的評価の向上、そして歯科衛生士・歯科技工士の人材確保、すべてのデンタルファミリーが安心して働ける環境整備に向け、山田宏先生の「突破力」と私の「臨床現場での経験」の両輪で取り組んでまいります。
当選を心より嬉しく思います。